過払い金請求のデメリットとは ~信用情報への影響と個人負担~

メリット

過払い金を請求することのメリットは何といっても、払い過ぎていた利息が返ってくることにあるでしょう。過払い金がどういうものなのか、過払い金がどのように発生するのかについては、「過払い金とは」「過払い金が発生する仕組み」をご覧ください。

デメリット

実際に過払い金請求を行ったとき、どのようなデメリットが出てくるのでしょうか?

信用情報が登録される可能性がある

現在は基本的に過払い金請求を行っても情報機関にその旨の信用情報が登録されることはありません。以前は、過払い金請求をした場合にも信用情報機関に債務整理の情報として登録されていました。これを受けて、2010年に金融庁は「過払い返還請求の有無は信用情報ではなく信用情報機関に掲載されるべきではない」という見解を示し、過払い金請求が信用情報機関に登録されることがなくなりました。しかし以下のような場合には、債務整理として信用情報が登録されてしまう場合があるので注意が必要です。

返済期間中に過払い金を請求する場合

借入金をまだ完済していないときに過払い金請求をすると、債務整理を行ったという信用情報として取り扱われます。過払い金を請求しても完済に至らない場合、債務整理を行ったという信用情報は残されてしまうため、5~7年はローンを組むことや、新たな借り入れができなくなってしまうでしょう。しかし過払い金の返還によって借入金をすべて返し終える場合、信用情報機関からその債務整理の情報は消されます。(消されるタイミングは貸金業者によって異なります。)

貸金会社が合併した場合

貸金業者のA社がB社を合併吸収したとします。A社との取引については完済して過払い金を請求したとしても、B社からの借り入れが残っている場合は注意が必要です。A社に請求した過払い金でB社からの借入金を返済できない場合、このケースも信用情報に債務整理として登録されることもあります。

費用や労力がかかる

過払い金請求は弁護士や司法書士などの専門家に依頼する方法と自分で行う方法がありますが、それぞれの場合にデメリットがあります。

法律の専門家に依頼する場合

弁護士報酬や司法書士報酬を払う必要があります。弁護士費用の内訳は主に、着手金、基本報酬、成功報酬です。そのかわり、専門的な手続きや貸金業者との交渉、過払い金返還までを一貫して行ってもらえます。

自分で行う場合

自分で過払い金を請求する際のデメリットは、最初から最後までを自分だけで行わなければならないことでしょう。過払い金請求には様々な手順があり、金融業者へ取引履歴開示請求から、過払い金の計算、金融業者との和解交渉などです。貸金業者が返還に応じない場合の交渉や訴訟にまで発展することも考えられるため、相当な労力がかかることが予想されます。

過払い金請求を行う際は、これらのメリットとデメリットを把握したうえで、個人で請求を行うか専門家に依頼するかを判断しましょう。

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