(さ)詐害行為

詐害行為とは

詐害行為とは、債務者が自己破産前に自分の財産を減らすことで、本来債権者に返済すべきお金を故意に支払えない状態にする行為を指します。

詐害行為の典型的な例は財産を安く売却したり贈与したりするケース

詐害行為にあたる典型的な例は、自己破産前に財産を本来の値段よりも安く売却したり、贈与したりするケースです。例えば自己破産を予定している人が、本来の市場価値の半分の値段で自分の家を売却してしまう行為がこれにあたります。

詐害行為が成立する条件は主に2つ

詐害行為が成立する条件は主に2つあります。1つ目は、破産者に詐害意思があった場合です。詐害意思とは、財産の売却や贈与などの行為が債権者の損失になることを破産者自身が自覚していることをいいます。2つ目は、債務者の財産を購入または譲り受けた人が、債務者が破産する予定であることを知っていた場合です。

詐害行為があると借金の免責が受けられない場合もある

詐害行為を行うと、自己破産をする際に借金の免責が受けられなくなる場合があります。破産法252条では、破産の際の免責を認めない理由の1つに、債権者を害する目的で行った破産者の行為が含まれています。

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